インサイトの魅力

ホンダの中古車のなかでも人気があるものとしてホンダインサイトを挙げることができます。そもそもこのインサイトが誕生したのは2009年2月で、一番下のグレードであるGが200万円以下という価格の安さが注目されたハイブリットカーでもありました。ハイブリットカーにふさわしく10・15モード燃費は30.0km/Lと燃費に関しても問題ない仕上がりになっています。このインサイトですが中古車市場でもプリウスより安い価格帯になっており、今や100万円以下でも十分に手に入るようになってきました。プリウスより安くなっている理由としては、もとの値段の安さはもちろんのこと、プリウスのほうが人気になっているという点もあります。
そもそも中古車市場ではスペックよりも人気が優先され金額が高くなるというのが通常のケースで、スペックの良し悪しとは関係ない場合があります。インサイトに関してもそうで、プリウスにすべてが劣っているというわけではなくインサイトにはインサイトらしい特徴がいくつもあります。ひとつとして挙げられるのがその空力性能ですが、独特のフォルムやエアロ、ボディ下まで空力性能が徹底されており、なんとその気抵抗係数はポルシェ911カレラをもしのぐほどだといわれています。
室内空間に関しても、燃料タンクを後席下に、ハイブリッドシステムの中核を担うインテリジェントパワーユニットを配置していますので、後席とラゲージ空間を大きく取れるようにしています。また肝心のハイブリットシステムに関しても、プリウスとインサイトには違いがあり特徴的になっています。プリウスのハイブリットシステムは発進時だけはモーターを使うというようなエンジンとモーター配分にしていますが、インサイトの場合にはエンジンが主役で、モーターはアシストという位置づけにされています。
つまりプリウスが燃費重視であるのに対して、このインサイトは走りに重点が置かれているというわけです。しかし燃費に関しても意識されており、運転席に備わるコーチング機能というものがあり、燃費に良いとされるアクセルの踏み方をエコドライブバーが、自動的に教えてくれる装置がついています。さらにホンダインサイトのメリットともいえるのが社外パーツの充実さです。無限やモデューロのパーツなどの社外パーツが充実していますので、自分の好きにアレンジできるというのもメリットです。中古車などではあらかじめパーツが付けられているものもありますので、それらを選ぶというのも楽しみのひとつでしょう。