現行型オデッセイと旧型

ミニバンとしては画期的な低ルーフ化を実現したのがホンダオデッセイです。1994年「日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞」を、1995年には「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているところから分かるように、そのデザインやコンセプトは高い評価を受けています。2008年にフルモデルチェンジを受けた4代目が現行モデルになっていますが、従来のモデルに比べると居住性や視認性、操作性、運動性能などが向上されています。グレードはM、L、Liに加えてスポーティモデルの「アブソルート」などがありますので、それぞれのニーズに合わせて選ぶことができるでしょう。
中古車では100万円以下で十分なものを見つけることができますので、中古車のスポーツミニバンを探しているなら、ひとつの選択肢になるでしょう。このオデッセイの特徴となっているのは旧型と新型のデザインがほぼ同じであるという点でしょう。それであえて旧型モデルを中古車で購入したとしても、そこまで時代遅れというイメージはありません。しかし走りなどを追求するのであれば、やはり4代目の現行モデルがオススメになります。エンジンは先代同様2.4L直4になっていますが最高出力が向上していたり、燃費なども向上しています。
具体的には206ps/7000rpm、23.7kg-m/4300rpmのスペックはV6、3.0Lクラスと肩を並べるほどになっています。実際に走ってみますとかなり走行性能が高く、それでいて密閉感、静粛性なども優れていることに驚かれる方が多いようです。コーナリングGシフト制御と呼ぶシフトホールド制御を採用しているのも注目できるポイントでしょう。これによってコーナリング中の無用な自動変速を抑えてくれますので、コーナーなどを安心して回れる工夫などがされています。
このように走行性能が格段にアップしているのが4代目オデッセイの特徴になっているわけですが、そこまで走行性能にこだわらないというのであれば、先代やその前のモデルもお買い得だといえるでしょう。基本的なスタイルや低重心な点などは旧型でも変わりませんし、中古車では古ければ古いもののほうが基本的に安くなっていますので、そのほうがお買い得だといえるかもしれません。オデッセイはミニバンのなかでもかなりの売上台数を誇っており、中古車販売店などでもかなりの在庫がありますのでゆっくり探してみると希望の一台が見つかるかもしれません。